風と共に生きる

Honda GB350と過ごす日常

新潟・長野の最深部探索 〜秋山郷、雑魚川林道〜

世間の夏休み最終日、天気予報とにらめっこして、なんとか晴れ間が出そうなエリアを狙ってツーリングに出かけた。

夜明け前の関越道を北上して渋川伊香保ICでアウト。R17でさらに北上。渋川から沼田までの利根川とJR上越線と並走するこの区間が結構好き。

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標高約1000mの三国トンネルを抜けて新潟入り。湯沢までの下りで、こちらも程よいスピードで流していたつもりが、何故かステップワゴンが煽って来た。よくもまぁ、あんな重心の高い車で下りカーブを攻めるなぁと思いつつやり過ごした。結局、湯沢付近で前車に行く手を阻まれてるステップワゴンに追いついたのだが…

湯沢を過ぎ塩沢道路PAで朝食タイム。小休止の後、R353で峠越え。上越新幹線の高架をくぐると急に勾配がきつくなり、いくつかのヘアピンを抜けて十二峠トンネルへ一気に駆け上がる。

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R353のダウンヒルを楽しみつつ、下界の田園地帯に出たら途中左折して広域農道へ。しばらく、日本有数の穀倉地帯をのんびり走ることにする。

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このあたりは河岸段丘になっており、田んぼは段丘面の上に広がっている。坂を上りきって振り返ると十日町方面の景色が広がっていた。

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田んぼを貫くロングストレート。微妙なアップダウンもあり、北海道の田園地帯の道を思い出す。

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広大な稲田の隅っこに、そば畑も少しだけ広がっていた。

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広域農道から、R405へスイッチ。しばらくは2車線の快走路が続く。

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しばらく走ると山肌が露呈しているところがあり、気になって止まってみた。どうやら、このあたりはジオパーク認定されているらしく(苗場山麓ジオパーク)、確かに興味深いスポットが点在していた。次回は、今回入手したガイドマップ片手に探索してみよう。

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いくつかの集落をすぎると道幅は狭くなり、山奥感が高まってくる。一旦R405からそれて東秋山林道へ。高度をぐんぐん上げていき、R405が通る集落を上から眺めることができる。路面状態も悪くなく、適度に走り込むことが出来る。

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再びR405に合流。国道マークがかなり下部に設置されている。豪雪地帯の場合は逆に上じゃない?と違和感を覚えながら通過する。

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ここに来て、自分は大きな過ちに気づく。秋山郷って津南町の先にあるので新潟県だと思っていたのだが、実は長野県だった。何度もツーリングマップルで眺めていたのに、今まで全く気づかなかった。交通の便や自治体運営を考えると、長野県の飛び地のようだ存在だな。

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橋の下には渓流。水が恐ろしく綺麗。

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R405で秋山郷最果て目指さず、再び横道にそれる。眼前に迫力ある山容が現れる。

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ここからまた素晴らしい2車線道路が出現する。ツーリングマップルのオススメになってないのが不思議なくらい。

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立ちはだかる山の側面を縫って、ワインディングロードは続く。

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高所にある柱状節理が風化して道路脇に落下していた。こんなのがヒットしたらと思うとゾッとする。

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日本のチロル、新潟編? こんなところにも人々の営みがある。

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ひたすら山奥に向かって走る、走る、走る。対向車は無し。気持ちよすぎる。

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そして雑魚川林道に合流。いよいよ、本日のメインロードに突入。

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蝶が舞う展望スペース。

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道幅1.5車線ほどでカーブと微妙なアップダウンが続き、路面状態もよくアクセルをどんどん踏み込んでいける。この道、なかなかイイ!!

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岩肌を水が滴るエリアがあり、草が上から覆いかぶさるように垂れ下がっていた。

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奥志賀林道との交差点までにすれ違った車は3台。そろそろ紅葉を迎える頃で紅葉狩りの車が増えてくると思われる。ぜひ、オフシーズンに楽しんでもらいたい道だ。 

ただし、このエリア、このご時世携帯の電波が届かない(docomo)。トラブルがあると途方に暮れることになりそうなので、そこだけは気をつけたい。

 

(続く)