約1か月ぶりのツーリング。仕事でモヤモヤした気分を吹っ切りに、山奥の紅葉を堪能するため、この日も早朝3時半出発。
夜明けの時刻は日々遅くなる。ブルームーンに照らされた関越道を北上し、渋川伊香保ICでアウト。ここからはR17をのんびり走る。
赤谷湖そばにあるローソンで小休止。ようやく暗闇から景色が現れ始める。
猿ヶ京温泉からさらに進むと、赤い橋が目印の紅葉鑑賞ポイントある。ここでもまだ暗く、デジカメの高感度に助けられ、かろうじて撮影。
※画像をバリバリに加工するのは好かないため、見栄えは良くない。
三国トンネル付近は、ほぼ落葉してる感じだった。トンネルを超えた新潟側も同様で、湯沢に下っていくにつれ、見ごろの紅葉がちらほら。
直線基調で退屈なR17を捨てて、石打でK28にスイッチし、さらにR291へ。田舎道をトコトコ走る。青空も見えてきた。
R17とほぼ並走するR291は、適度なカーブとアップダウンもあり、気持ちよく流せる。
小出からはK70をひたすら北上。これから走るR252はJR只見線と並走するのも魅力。只見線は数年前の災害により一部区間が不通のままだが、全線再開通は果たして…
道の駅「いりひろせ」でトイレ休憩。いい感じに紅葉していた。
ここからが、本日のメインディッシュ。両サイドに広がる紅葉を眺めつつ、ハンドルを右左に切り、六十里越トンネルまで進む。
六十里越トンネルを抜けて、田子倉湖を眼下に望める場所まで来ると、それはもう絶句する程の素晴らしさ。その美しさは筆舌に尽くしがたいので、多くを語らず写真だけ貼っておく。渋滞もなく、人もあまりいない、安心して紅葉を堪能できた。
後ろ髪引かれる思いでこの場を立ち去る。でも、まだまだ絶景路は続く。
田子倉湖を後にして、今回のもう一つの目的、「南会津の未走破ルートを走る」ためR289へ。田舎道が続く、ただひたすら続く。これでもかってぐらい続く。
さすがに飽き飽きしてきたので、刺激を求めてR401を走ることにした。R289とR401交差点付近に酒蔵「花泉酒造」があるのをツーリングマップルで発見し、立ち寄ることに。
それでは、R401に行ってみよう。頂上の新鳥居峠までは、1.5車線ほどの(自分にとっては)快走路。紅葉も楽しみつつ、走りも楽しむ。
昭和村へ下っていくと、1車線の狭路に変化。対向車に気を付けつつ、スローペースでクリア。途中、行列の店を横目に見つつ、R400へのショートカット路へ入り、すすき野原を駆け抜ける。
R400で会津田島まで出て、R289で只見に戻るように西へ向かう。
相変わらず沿線の風景と遠景がまったく変わらない…道の駅「きらら289」で蕎麦を食べ、R401→R352で檜枝岐方面に向かう。次の目的路は大規模林道の飯豊・檜枝岐線。
スタートからいい感じで上っていく。これからってところで…
確かに、途中に「南会津へは行けません」的な小さい看板が出てた…入り口付近にもっと目立つように置いてほしかった。
トボトボとR352まで下り、来た道を戻る。今度はR352を東進する。ちょうど15時ぐらいだったので、道の駅「番屋」でそばソフトクリームを食べカロリー補給。
緑のトマトを売ってたので、買ってから熟するのを待つのかと思ったら、どうやら漬物(ピクルス)用らしい。
そろそろいい時間になってきたので、帰途につくことに。国道3重区間(R400/R352/R121)を南下して日光方面へ。ハイペースで流れる車列について走っていると眠くなってきたので、眠気覚ましにもう一本ワインディングを走ることにした。
R121からK23にスイッチし、途中の川治ダムで小休止。巨大なダムの存在感には圧倒される。
K169で霧降高原へ向かう。非力なアテンザを2速固定にして、ぐいぐいアクセルを踏んでいく。路肩とセンターラインは落葉に覆われていたため、ラインを外さないように気を付ける。
大笹牧場に到着すると、レストハウスからは営業終了の音楽が流れていた。本日のツーリングもこれにて終了。暮れゆく空と遠くの街明かりを見つつ、日光に下りる。
日光の街中は、GoToの影響もあってか観光客がウヨウヨいた。今回も高速渋滞回避のため、下道で帰宅。日光からR122で桐生に抜け、県道、国道をつないで21時過ぎに無事帰宅。
3時半から21時過ぎまで、ひたすらドライバーズシートに収まり、ハンドルとアクセル、シフトレバーを操作し続けた。至福の時、これ以外の表現が見当たらない。
新たな至福を得るため、また日々頑張る。
走行距離 623Km